1.特産品開発におけるポイント及び手順
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1)資源面について
未利用資源の解釈でストレ−トに判断し、未だ利用されていない資源を探索するとらえかたは正しくない。とうふ薫製、こんにゃくスルメ、おおからケ−キがその例でもあるように、資源の活かし方の未だ工夫されていない側面へのアプロ−チという理解を持たなくてはならない。付加価値を付けた加工分野での工夫が求められている。又最近ではエコロジ−志向でリサイクル品のリストアップから資源の有効利用を図ることが注目されている。又資源面では山と海をコ−ディネイトする考え方が不可欠である。海産物と農産物の組み合わせから付加価値を生み出そうとする考え方を料理面から工夫したいものである。
《未利用資源のポイント》
・未だ工夫されていない資源
・資源と資源の組み合わせ
・リサイクル的視点
・地域アイデンティティの発揮
地域内での資源リスト表の作成
↓
【資源リストのポイント】 ↓
@地域らしさの発揮
A資源調達の有利性
B加工技術の修得
C生産・加工主体の確立
D地域支援体制の確立
2)テ−マについて
資源の捉え方も重要だが最も重視したいことは地域振興の基本的コンセプトである。特産品を開発する前段階で当該地域の振興をどの様な方向に推進していくのかといった方向づけから話し合うことが重要になる。 21世紀の地域振興におけるキ−ワ−ドは4つある。
『健康』『環境』『情報』『福祉』である。
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『健康』 |
『情報』@歴史的視点 A現在の課題点、問題点 Bインタ−ネット情報 C経済的視点 D国際的視点 |
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『環境』 |
『福祉』 |
こうした4つのキ−ワ−ドから地域らしさを方向づけていくことである。具体的には地域振興におけるテ−マの確立(基本的コンセプトの確立)と言うことになる。この方向づけを明確にして特産品開発を推進していかなければ単に試作品を作ることが目的になってしまう。
《テ−マについてのポイント》
基本的コンセプトの確立
↓
『健康』『環境』『情報』『福祉』
↓
4つの視点からアプロ−チ
↓
テ−マの決定
↓
特産品開発の方向づけ
3)人材面について
実行委員会専門委員会の両部会で編成されているのが通常であるがこの両部会の編成にポイントがある。 実行委員会は行政、農協、住民代表、商工代表といったメンバ−で各界のリ−ダ−的存在になるがこれで良い。問題は専門委員会のメンバ−である。
@青年部、婦人部の代表は必ず委員に入れること。
A行政マンを入れること。
B農協関係者を入れること。
Cテ−マに関係した人々を選抜する。
D歴史家、技術師等を入れる。
《人材面についてのポイント》
基本的コンセプトの確立
↓
『健康』『環境』『情報』『福祉』
↓
4つの視点からアプロ−チ
↓
テ−マの決定
↓
特産品開発の方向づけ
特産品開発における青年部・婦人部の役割
@昔を食べる会の結成
A四季の試食会の開催
Bグルメイベント・観光イベントの開催
C健康料理のについての情報収集
D特産品開発の情報収集
4)生産面について
特産品開発において生産面で留意しなければならないことにマ−ケティング視点がある。特産品の原材料の確保や製品化におけるネ−ミング、包製形態、デザイン、ロゴ体、キャラクタ−マ−ク等が具体的に決定しなくてはいけない。となる。従って、生産面から地元体制をどの様に確立していくかを討議の中で想定していく事が求められる。コストや生産体制、加工体制で将来的に内製化(地域内で生産体制を確立すること)が可能か否かを考慮していくことがポイントになる。
《生産面でのポイント》
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原材料、ネ−ミング、包製形態、デザイン、ロゴ体 ↓ |
【生産体制確立のステップ】
@生産品の外注段階
A生産体制の個人委託段階
B生産責任単位の創設
C第3セクター・株式会社の創設
D利益責任体制の確立
5)開発主体面について
特産品のための資源調査や試作品までは商工会が担当すべきと思うがいざ製品化の段階になり商品化に進む段階でしかとした責任主体が必要になる。試作品化からデザイン及びブランドの改定までが商工会のステップとみなしたい。そこから先の商品化(個装、内装、外装及び具体的価格設計)に至るまでは利益責任単位で推進していくことになる。一般に第三セクタ−方式での組織化が推進される。第三セクタ−の主体は地域の青年部が担当することが望まれ51%以上株式を持ち利益配分の決定権を持つ方式にしたい。諸団体は生産体制、加工体制で人的、資金的な面を支持する体制が望まれる。
《開発主体面についてのポイント》
試作品段階・・・商工会主体
↓
商品化段階・・・第三セクタ−・NPO
↓
株式会社方式・事業協同組合
↓
51%以上を青年部が持って
利益責任単位となる
↓
諸団体の支援体制の確立
【特産品開発の組織づくり】
@特産品開発のプロジエクトチームの編成
A特産品開発のタスクホースの編成
Bリサイクル資源活性委員会の編成
C特産品開発協議会の編成
D板前・菓子加工チームの編成
6)支援体制面について
商工会が主体となった特産品開発では、行政、農協の支援体制が不可欠になる。特に資金面では行政の支援が前提になる。資源調査、本事業、販路開拓と3ヵ年が商工会で継続可能であるが、特産品を開発し軌道に乗せるまでには5ヵ年が最短で必要になる。従って残り2年間は行政が主体となって支援していくべきである。又、一年目から三年目においては農協の支援体制が重要になる。試作品段階までは地域の婦人部の役割が大きい。 行政、農協、婦人部等の支援体制が不可欠になる。商品化になって市場に売り出していく時点では地元商業者の協力が不可欠になる。
《支援体制面についてのポイント》
試作品段階
農協及び婦人部の支援体制
↓
商品化段階
第三セクタ−での支援
↓
5年間継続化
行政の支援
↓
商品を売り出し
地元商業者の支援
【5カ年支援体制のステップ】
1年目→資源調査事業(商工会事業)
2年目→試作品開発事業(商工会事業)
3年目→販路開拓事業(商工会事業)
4年目→特産品育成協議会(行政・商工会・農協の共同事業)・NPO
5年目→特産品育成協議会(行政・商工 会・農協の共同事業)・NPO
2.特産品育成体制のポイントは何か
1)特産品開発育成の手順とは
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資源リストの作成 |
↓
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テ−マの決定 |
↓
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試食会、展示会の開催 |
↓
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製品のリストアップ |
↓
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市場調査 |
↓
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生産加工ラインのチェック |
↓
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原料面のチェック |
↓
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市場導入のためのデザイン、色彩、ネ−ミング等の決定 |
↓
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商品化 |
↓
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販売チャネルの開拓 |
↓
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セ−ルス活動の開拓 |
↓
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第三セクタ−の創設 |
↓
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道の駅、特産センタ−の創設 |
↓
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SP体系の確立 |
↓
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新商品開発 |
↓
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販売計画の確立 |
↓
| B/S,P/Lのシュミレ−ション |
2)特産品育成のマ−ケティング管理とは
@市場調査
A製品化計画
B生産体制
C販売促進
D物流体制
E内需拡大
F出身者対
G地域交流
H地域内交流
I古里便の追加体制
特産品開発と販路開拓における
基本事項と課題点
1.市場調査 <現状課題点>
1)社会の百貨店調査は充分か @価格調査
2)ライバル品の調査をしたか A価格・量の調査
3)末端ユーザの意見を聞いたか Bターゲットの決定とニース調査
4)販売する対象は明確か C生産・加工体制の整備と可能性調査
5)需要量を予測できるか D市場マーケティングボリューム調査
2.製品化計画 <現状課題点>
1)包装(個装、内装、外装) @キャラクターの完成
2)商標 Aキャラクターグッズの製品化
3)デザイン Bキャラクターネーミングの基礎と決定
C特産品パーッケージのデザイン化
Dキャラクターグッズのデザイン化
3.生産体制 <現状課題点>
1)生産主体は誰か @地域内での委託段階
2)生産量は充分か A地域内婦人部等での手造り段階
3)生産加工体制は充分か B青年部等での第3セクターでの生産段階
C第3セクターによる加工センター創設段階
D事業主体と利益確立段階
4.販売促進 <現状課題点>
1)地域内拠点は
@販売店
2)地域外拠点は
A地域内小売店
B第3セクター売店
C地域内イベントでの販売
D地域内ルートでの販売
5.物流体制 <現状課題点>
1)輸送コスト @宅急便業者とのタイアップ
2)保管体制 A地域内業者とのタイアップ
3)受発注体制 B第3セクターでの管理
C受発注体制の確立
D保管コストの低減
6.内需拡大 <現状課題点>
1)行政活用 @地域内イベントで活用
2)諸緒団体活用 A地域内販売コンテストの実施
3)住民活用 B中元・お歳暮での販売
C地域内小売店取扱い店の指定
D諸緒団体の販売目標
7.出身者対策 <現状課題点>
1)DM体制とスケジュール @特産今案内
2)アフターフォロー体制 A古里便の確立
3)アンケート調査と分析及び対策 B出身者のリストアップとDM
C出身者のアンケート実施
D出身者の受注管理
8.地域交流 <現状課題点>
1)観光客への販売体制 @観光入込客への販売と目標設定
2)都会への販売体制 A観光イベントでの販路拡充
3)観光客への販売体制 B姉妹都市との交流
C全国サミットでの交流
D大都心の百貨店、スーパー、商店街との交流
9.地域内の役割分担 <現状課題点>
1)行政の役割
@行政での販売目標
2)農協の役割 A農協での販売目標
3)観光業の役割
B観光業での販売目標
4)商工会の役割
C商工会での販売目標
5)住民の役割 D住民での販売目標
6)工業者・漁業者の役割 E工業者・漁業者の販売目標
10.古里便の追加体制 <現状課題点>
1)地域内企業の参加
@新古里便の確立
2)個人の参加 A古里便の個人事業主商品の参加
3)新商品の追加
B新商品開発異業種交流の策定
4)観光イベントの案内
Cイベントでの屋台販売
5)商業者の取扱い店
D商店での古里便取扱い拡充
3)販路の確立と開拓のポイントはなにか
@地域内
1特産センタ−
2直販店
3地元小売店
4郵パック
5農協主催の古里便
6第三セクタ−による組織化
7諸団体への販売割当て
8住民の販売コンテスト
A地域外
1出身者リスト
2県とのタイアッ
3県内大手販売店
4県外大手販売店
523区の商店街
6地域交流
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コメント 地域内に特産センタ−を創設するということは不可欠になる。道の駅スタイルに するか独自の特産センタ−にするかは問わない。いずれにせよ特産センタ−、トイ レ、駐車場の3セットでは人は集まらない。レストラン、グルメハウス、ハ−ブ喫茶、CVS、インタ−ネットセンタ−、温水プ−ル、トレ−ニングジム、リハビリセンタ−、配膳センタ−等を複合した地域のコアゾ−ン(ヘソづくり)を形成する ことが望まれる。地域内ではこの他に直販店、地元小売店で取り扱う体制がある。農協主体の古里便にまとめ上げていく方向や自治体での古里便の確立が最終的な目的になるが、いずれにせよ後述する第三セクタ−等での利益責任単位が明確になっていなければならない。又緒団体(行政、農協、森林組合、商工会等)や住民に対するノルマ的割当ても必要になる。地域外では出身者リストを作成し、これにダイレクトチャネルを確立していくことが肝要となる。県主催での物産フェア、国主催での物産展等にも出展していくことが望まれるが地域交流や23区の商店街とのタイアップによる長期的販路の確立が望まれる。 |
4)アンテナショップ、地域外交流について
@公設ショップの活用
銀座の村から町から館や原宿の全国物産展等を活用するが望まれる。県として独自のアンテナショップを出していくことが望まれるが、経費の面で難しい。できれば民間レベルでのタイアップにより23区の商店街と交流する姿で、公設ショップを創設していく考えもある。
A独自のアンテナショップ
当該地区で独自にアンテナショップを設けるには資金が莫大になる。従って県単位でアンテナショップを創設することが望まれる。又、建物については23区商店街の空き店舗を活用することが最も安くなる投資といえる。県と連合会との折衝によりこれを達成したい。
B情報自体の販路とは
インタ−ネットホ−ムペ−ジを完成させることが条件になる。地区別に完成することもよいが、県単位でホ−ムペ−ジを作成することも必要になる。又、ホ−ムペ−ジの内容やタイトルに大きく左右されるので作成上でよく研究することがポイントとなる
アンテナショップ
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地域外交流
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【第3セクター運営のポイント】
@地域のコアゾーン(ヘソ・中心部)に創設すること
Aコアゾーンの複合経営を目指すこと
B責任主体を明確にし権限を委譲すること
C地域の青年部が参加すること
D行政・諸団体が支援を継続すること
6)今後の課題について
@地区別マ−ケティング調査の強化
A第三セクタ−の事業計画の策定
Bポケットガイドブックの作成と国際交流チャレンジ
C大使制度の確立及び県との連携強化
D専属セ−ルスマンの配置
E観光協会の独立と事業化の創造
F販路拡充とアンテナショップの確立
G端末ユ−ザ−のネットワ−ク化
Hホームページの作成及び県との連携強化
Iイベント開催地の有効活用
《特産品開発のポイント20大提言》
1.素材をそのまま加工するのではなくひとひねりが必要。キムチ漬け、薫製化、ワサ ビ入り、麹漬け等がその例である。
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コメント |
2.試食会の運営が誤っている。試食会は繰り返し行うもので改善していく手段としたい。
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コメント |
3.価格、製品内容等についての市場調査を充実してもらいたい。
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コメント |
4.生産体制が個人レベルでは特産品は育たない。株式会社形式の第三セクタ−の方向づけをしたい。
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コメント |
5.「販売」でなく「マ−ケティング」の視点で販売体制を強化すべきである。
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コメント |
6.行政はもとより、農協や地域の婦人部の支援体制を確立すべきである
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コメント |
7.販売手段の徹底した研究が不可欠である。
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コメン |
8.販路はまず地域内を固めることがポイントになる。
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コメント |
9.地域内、地域外の販路開拓について研究会を設けるべきである。
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コメント |
10.販路の新兵器ホ−ムペ−ジをユニ−クに作成したい。
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コメント |
11.流通業界とのタイアップはあまり大手を狙うのでなく、都心の商店街等を狙うことを考えるべきだ。
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コメント |
12.地域内の販売ノルマを作成し、役割を明確にすべきだ。
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コメント |
13.特産センタ−は複合機能をゾ−ンとしていかなければならない。
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コメント |
14.販路といっても、展示会、商業祭程度で、セ−ルスマン配置というレベルになっていない。
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コメント |
15.地域外のアンテナショップは何らかの形で持つ必要がある。
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コメント |
16.23区との交流に期待があり、今後これを研究していくべきである。
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